ぽっこりお腹で猫背のあなた。
40歳を越えてくると、お腹は出てくるし猫背は治らないしで大変ですよね。
でも猫背が治らない原因はお腹の肉が固いことにあります。
一度あなた自身のお腹をチェックして一緒に改善しましょう!
ぽっこりお腹の猫背を解消する方法
お腹や横腹が固くないかチェック
まず、自分のお腹で最も出ている部分を触ってみましょう。
猫背のまま触ってください。
するとどうでしょう?
お腹の肉が固くなっていませんか?
固いかどうかの判断は感覚になってしまいますが、次の2点で判断してください。
- お腹の肉が手のひらで持てない
- 手のひらで持った時に痛い
上記2点のどちらか一つでも当てはまる場合、あなたのお腹は固いと言えます。
どうしてそう言えるの?
ポッコリお腹のあなたは手のひらで掴めるだけの脂肪があるはずです。
しかし、手のひらで持てないということは脂肪を持てるほど柔らかくないんですね。
それに、無理に引っ張られているため手のひらで持って痛いのです。
チェックが終わったら、一度猫背から「よい姿勢」と言われる姿勢をしてみましょう。
お腹の固さをチェックためなので、無理に姿勢をとってもOK。
するとどうでしょう。
お腹の肉が張って痛くありませんか?
この状態で姿勢を無理に改善しても絶対に治りません!
それではどうすればよいのでしょうか?
自分でマッサージする
お腹が固いのが確認できたら、自分でマッサージしてみましょう。
マッサージの仕方
但し自分で行うマッサージは注意が必要です。
手のひらで優しく揉んでください。
1分くらいやっていると、だんだんお腹が柔らかくなっていくのが実感できます。
間違ってもお腹の脂肪を無理に壊そうとしてはダメ。
ただお腹を痛めているだけで、全く効果がありません。
本来はお腹の奥深くに対してマッサージを行い、柔らかくできれば理想的です。
しかし表面がガチガチのお腹では奥深くのマッサージはできません。
その場合はどうすればよいのでしょうか。
2つのアプローチから考えてみます。
- まずは表面からマッサージをして徐々に奥をマッサージする
- 脚をマッサージすることでお腹と背中を柔らかくする
僕は2の先に脚をマッサージすることを勧めています。
お腹を直接マッサージした場合でも、脚が固いとすぐにお腹も固くなってしまうためです。
お腹の表面をマッサージすると、徐々に表面がほぐれてきます。
その後、徐々にほぐすことで奥にだんだんと近づく方法です。
もう一つは周りの筋肉をほぐす方法をとってみましょう。
その代表的な部分が脚です。
人間の体は例外なく繋がっています。
当然、脚も腰やお腹と繋がっていますね。
脚は車でいうサスペンションの役割をしています。
その脚が棒のように固くなってしまうと、お腹や腰にダイレクトに衝撃が来る。
そして衝撃から体を守るために、お腹や腰を固くしてしまいます。
まずは脚を本来の形に戻すことで、お腹の表面をリラックスさせるというアプローチです。
いずれの方法をとるにしても、40年間生きてきた証であるお腹です。
簡単には柔らかくならないので、地道な活動が必要ですね。
効果を上げるために
お風呂から上がった後は体温が上がった状態です。
体が温まった状態でマッサージするほうが脂肪が柔らかくなっていきます。
また、マッサージする時間(タイミング)を決めておくとよいでしょう。
思いついた時にマッサージをしてもよいのですが、絶対に続きません。
そのために一番効果的なのは「ルーティン化」です。
ルーティン化とは、習慣化してしまうことです。
あなたも夜寝る前に歯磨きをしますよね?
これは既に習慣化されているため、何も考えずとも体が動いているのです。
習慣化されていない僕の子供は夜寝る前の歯磨きをとても嫌がります(笑)
元メジャーリーガーのイチロー選手は必ず決まった時間に球場入りしてストレッチを行っていたといいます。
周囲の人からしたらとても凄いことですが、ルーティン化したイチロー選手にとっては特別なことではなかったのでしょう。
それくらい習慣化というものは大事なことなのです。
ぽっこりお腹が柔らかくなってきたら姿勢を正しくする
お腹の緊張が取れてきたらここで初めて姿勢を正しましょう。
今まではお腹の脂肪に引っ張られて可動域も少なかった体ですが、柔らかくなったことで体が動かせるようになっているはず。
姿勢を正しくするためには、他人の視点で見ることが重要です。
自分で鏡を見るとその分あたまが動くため、正しい姿勢かわからないことがあります。
その場合は動画を撮るなどして、他人目線で見るようにしましょう。
姿勢矯正グッズもこのタイミングで使用すると効果的
姿勢矯正グッズは様々な商品がだされています。
その最も効果的に使用できるタイミングが、体がほぐれたこのタイミングです。
姿勢矯正ベルトなどの姿勢グッズで矯正するということは、本来の姿勢に形を移そうとすることです。
体が固い状態で行っても「痛い」や「違和感がある」だけですぐに元に戻るでしょう。
自分の両手を左右から引っ張られるイメージですね。
これでは痛いだけで猫背は改善しません。
体をほぐすことで可動域を多くとり、猫背改善グッズを使用すると効果が倍増します。
比較的安価な商品ではこんな姿勢矯正ベルトもよいでしょう。
詳細は商品レビューを投稿しますが、正しい姿勢を確認するという観点でとても有効な商品です。
※ずっとつけ続けられる商品ではありません。
何度も繰り返す
1日で姿勢が完全に治るということはありえません。
日々体のチェックを行い、体をほぐして姿勢を正す。
そのサイクルを続けることにより猫背が改善してきます。
ぽっこりお腹をほぐしてから解消しなければならない理由
正しい姿勢をとろうとしてもしんどい
あなたにとって猫背は楽な姿勢です。
その楽な姿勢を崩してまで正しい姿勢にするのですが、体が緊張で固くなっている状態だと正しい姿勢が取れません。
ピンと張られたロープをさらに引っ張るようなものです。
そのため一度ロープを緩めてあげましょう。
そしてあなたの筋肉や脂肪は元の状態を覚えているため、どんどん戻ろうとします。
元の状態に戻るのをまたマッサージで柔らかくして緩めてあげる。
その繰り返しによって、体も正しい姿勢を認めてくれるのです。
腰痛(ギックリ腰)予防になる
ギックリ腰の原因は腰と思われる方も多いのですが、実はお腹が原因なことも多いのはご存知でしょうか?
ギックリ腰のメカニズムです。
お腹周りの筋肉がガチガチに固められた状態
腰回りの筋肉(脂肪)も固まる(常に緊張した状態)
衝撃を外に逃すのができなくなるため、力で支えるしか無くなる(腰痛の状態)
さらに強い衝撃が加わると支えられなくなり、体が動かなくなる(ギックリ腰になる)
ずっとお腹や腰のダムが衝撃をせき止めているのですが、一定量を超えてしまうと衝撃の力が溢れ出す状態になってしまうのです。
そのため、ギックリ腰のきっかけは軽いものを持った場合と重いものを持った場合のどちらでも発生します。
要するに、一定量を超えたタイミングがギックリ腰なだけです。
重いものを持ってギックリ腰になると、すごい衝撃があふれ出すため動けなくなってしまうでしょう。
逆に軽いものを持ってギックリ腰になった場合は、とても痛いですがあふれ出す衝撃が少ないため何とか動けるはず。
このギックリ腰もあらかじめお腹周りの緊張をほぐすことにより、衝撃を吸収しやすくなるのでギックリ腰予防となります。
お腹のダイエット効果がある
お腹をマッサージして柔らかくすることで、お腹のダイエット効果があります。
固い脂肪が固まっていると、ダイエットをしてもなかなかお腹が引っ込みません。
これは脂肪が固いと溶けにくいという理由からです。
牛肉で考えてみましょう。
冷凍の牛肉はなかなか溶けないですが、常温の牛肉はすぐに溶けていきます。
牛肉に例えましたが、人の体も同じこと。
柔らかくなればなるほど、お腹周りの脂肪が溶けるのでダイエット効果もあるのです。
エステで使用されるキャビテーションもこの理屈です。
お腹を温めて脂肪を溶かしやすくして、キャビテーションで内側から脂肪を溶かしにかかります。
エステはそれなりに高額ですが、自分の手でなかなかできない人には効果があります。
最近ではメンズエステも流行っているので、行ってみるのもいいでしょう。
まとめ
お腹が固い状態だと何故猫背が治らないのか整理しました。
もう一度改善する方法を整理します。
ポイント
- まずはお腹の固さをチェックしてみる
- 自分で優しくマッサージする
- 柔らかくなったら姿勢を意識する
1日試しただけではすぐに効果が無くなってしまいますので、継続してやってみてください。